こんばんは。水彩アーティストの石川礼子です。
今日は全国的に雪模様でしたね。私の住んでいる群馬県南東部も、この冬初めての雪が降りました。乾燥していた大地への恵みの雨(雪)。
夕方は、サクサクとしたパウダースノーの感触を足裏に感じながら、赤く染まった景色の中を散歩。アーティストにとって、めったにないご褒美のような時間でした。
窓の外の白と、机の上の白
今朝、窓の外に広がる真っ白な雪景色を見て、私は「白い紙」を連想しました。
実は昨夜、少し疲れを感じつつ床に就きました。起業コミュニティでの学びや、予定していたセミナーの視聴をうっかり忘れてしまったことへの「もやもや」が、心の中に霧のように漂っていました。
目覚めたとき、珍しくはっきりと夢を覚えていたこともあり、今日はその「夢」と向き合うアートワークをすることにしました。
夢の余韻から始まった、対話の時間
まずは、モーニングページ(朝日記)に、記憶に残っていた夢の断片を書き出し、そのシンボルを紐解いていきました。
【私が見た夢の断片】
- 大きなトイレに飛び散った、変色した血。
- 階段のない吹き抜けを、バーを伝って必死に3階へ上がろうとする自分。
- バックパックの中の古いフィルムが爆発し、見知らぬ女性が怪我をする。
- 崩れた屋根の上で、火のついた瓦礫とともに燃やされる死体。
これらを分析していくと、今の私の状況が驚くほど鮮明に浮かび上がってきました。
- トイレ・死体・焚き火: 学びを終え、古い価値観を手放すとき。
- 血: 効率よく生かされていない活力。
- 上がる・腕: 必死に自己表現し、成長しようとしている現状。
- フィルムの爆発: 抑圧してきたマイナス感情が限界点に達していること。
「学びを天に返し、自分自身の能力を使って奉仕しなさい」。夢からのメッセージは、そう告げているようでした。
魂から溢れた「おかえり」という言葉
起業活動の中で、いつの間にか男性的アプローチに偏り、自分への焦りや怒りを溜め込んでいたのかもしれません。
そんな中、ふと浮かび上がってきたのは、**「おかえり」**という言葉でした。
繰り返すたびに、嗚咽とともに涙がこぼれてきます。温かくて、ここにいていいんだという安心感。胸よりももっと深く、お腹の方から浮かび上がってくる感覚。
東京から群馬へ、「おかえり」。
そして、今度は「自分自身」へ、「おかえり」。
この感覚を抱いたまま、4枚の絵と向き合うことにしました。
4枚の絵を通して自分と対話する
Step 1:今のエネルギーを吐き出す(1枚目)

まずは目を閉じ、クレヨンで今のエネルギーを紙に吐き出します。目を開け、水彩で色を乗せながら、表現したかった感覚を描き加えていきました。
上部の青はこの世界の空気感。下部のオレンジは私の内なるエネルギーです。
Step 2:浮かび上がるイメージ(2枚目)

源の熱から切り離され、世間のルールや常識などの空気にさらされて、冷えて硬くなっていく私の小さなエネルギーを、埋もれた画面の中から抽出します。
Step 3:自分との対話(3枚目)

「夢」の中で、水をかけたら血が流れていった情景を思い出し、硬くなっていたエネルギーの断片の一つに、水をかけて洗い流してみました。硬くなっていたデネルギーが浄化され、天に還っていくプロセスを見届けます。
Step 4:本当に表現したかった「光」へ(4枚目)

3枚を並べて眺めていた時、本当に表現したい「光」が浮かび上がってきました。
私がやりたかったのは、これだ。
血肉を削って自分に圧力をかける必要はなかった。私は私の中にある光を、より透明に、純度を持ってシェアしていきたい。その純粋な光こそ、癒しの源なのだと、心の奥深くから浮かび上がってきました。
心が疲れているなと感じたら
全4枚のストーリーを通して、心に溜まっていた霧は晴れ、温かな光が差し込むような感覚に包まれました。言葉では探しきれない、核となる気づきが、アートの中にはあります。
もし、あなたが今「心が疲れているな」と感じていたら。 こんな風に、アートを通して自分に優しく向き合える方法があること、心のどこかに置いておいてくださいね。
今回は、私の中で実際に起こった、気づきのプロセスをシェアさせていただきました。
このアートワークでは、綺麗な絵を描くことがゴールではないと、ご理解いただけたのではないでしょうか。そう、価値があるのは、プロセスそのものなんです。
今のあなたには、どんな光が届いていますか?
これからも、こうした気づきの断片をこのアトリエからお届けしていきますね。

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